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お茶の間劇場
「ラッキー誰もいない 今のうちだ」
俺は台所に足を忍ばせて机の上のパンにかぶりついた。今は3時のおやつの時間 なのにお母さんが出してくれないから勝手に食べているのだ。
「こらっ!」
「わ~っ」
俺は声に驚いてパンを落としてしまった。
声の主は悟浄お兄ちゃんだ。
「全く 困った子ですね~ 悟空は。」
その後ろからお母さんの声が聞こえた。
「だって、お母さんがおやつ出してくれないからだもん」
「今 悟浄と買いにいってたんですよ」
「そうだぜ この食いしん坊のバカ猿が」
悟浄お兄ちゃんは何かとすぐにバカ猿と言って来る。 だから俺もいつも言い返すが言葉が決まっている。
「このエロ河童~」
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