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さとり
「『ラーの鏡』
という鏡をご存知でしょうか?」
パチュリー
「『ラーの鏡』…?」
フランドール
「なにそれ?」
さとり
「太陽の鏡とも言います。
映したモノの真実の姿を明らかにする魔道具ですよ。」
フランドール
「太陽――」
鏡のくせに、私の苦手なものを冠に…
パチュリー
「……そうだ、思い出した。
姿を変えらてしまうポリモーフの呪いを打ち破る魔法の鏡!
とある世界では賭博の景品にもなっていたとか…」
さとり
「詳しいのですね。」
パチュリー
「ええ、以前『攻略本』とやらに載っていたのを覚えてる。」
フランドール
「攻略本?
一体なんの攻略かしら?」
パチュリー
「たしか……ドラゴン――なんとかよ。」
さとり
「なっ…」
フランドール
「ドラゴン…?!」
ドラゴンだと…!
まさか、この一件は龍が関係しているかもしれないのか…?
さとり
「これは驚きました。
まさかドラゴンの名が出てくるとは…」
フランドール
「本当よ…これは、私が思ってるよりも相当面倒な――異変なのかも知れない。」
さとり
「あ…、話を続けましょう。
その『ラーの鏡』ですが、今 私の地霊殿に保管してあるのです。」
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