平安の妖怪少女

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パチュリー 「むきゅん」 フランドール 「むぎゅん」 霊夢 「さて、きっちり説明してもらいましょうか。 …まずは――そうね、なんであんたがそんな…フランの姿をしてるの?」 …この勝負…勝っても負けても、どっちにしろ霊夢を従わせる事は出来た… フランのやつ、私達を足止めする為だけに霊夢を使ったわね… 霊夢 「聞いてる?」 フランドール 「…あ…え、何?」 霊夢 「………」 パチュリー 「それが、私達にもよくわからないの。」 霊夢 「よくわからない? なんでよ、気が付いたらそんな姿になってたとでも言うの?」 ああ、この姿の事か。 フランドール 「その通りよ。 目が覚めたらこの姿になっていた……眠りにつく前はちゃんとした、私の…レミリア・スカーレットの姿だったのに。」 霊夢 「眠りにつく前…? それは、寝床に入るまでのどれくらい前の事?」 フランドール 「ほんの数秒。」 霊夢 「……ふ~ん、証人は?」 フランドール 「証人…? いないわ、そんなの。」 霊夢 「じゃあどうやってそれを確認したっていうのよ。 咲夜は一緒じゃなかったの?」 フランドール 「咲夜は寝室にはいなかったわ。 鏡で確認したのよ。」 霊夢 「鏡……吸血鬼の貴方が?」 フランドール 「そうよ、なんでも映す素敵な――」 パチュリー 「ちょっと待ってレミィ。」 フランドール 「――え、何…?」 霊夢 「その鏡……怪しくない?」 パチュリー 「私、鏡なんて初耳よ…その鏡、調べた方が良いわね。」 …なん…だと…
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