平安の妖怪少女

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――あの鏡は咲夜が仕入れて来た骨董品… 調べると言うなら、まず咲夜に何処で拾って来たのかを…いや、それよりも! フランドール 「まずはフランよ…! どうしてこうなった?! その理由は後回しでいいの! あいつの確保が何よりも最優先事項だ!」 パチュリー 「…そうね。 その為に霊夢にボコにされたんだし。」 霊夢 「は?」 パチュリー 「まさか、妹様を放っておくつもりは無いでしょ? ところ構わず境内を荒らされちゃ、それを修復する立場の貴方にとっては迷惑だものねぇ?」 おお、早速落としにかかったわね。 実際パチェの言うとおり、霊夢だって自分のシマを荒されるのは気持ちの良いものじゃないでしょう。 霊夢 「…ふん。」 パチュリー 「貴方のせいで、随分魔力を消耗したわ。 おかげで私もレミィも行動不能…」 霊夢 「わかってるわよ、私がフランを探すから――」 (指差し)  ビッ 霊夢 「あのトラップの数々、あんたらが掃除しとけ。」 パチュリー 「…あ~…」 フランドール 「あのまま飾っておけば? メガリスとかヒマワリとか、珍しいの見たさに人が寄るかもよ。」 霊夢 「人が去るわよ。 そんなんで集まるのは妖怪だけだ!」
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