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「笑って話せるような話でもないだろ」
少年の言葉にエルフは、目を細めた。
あまり少年の態度が気にいらないのだろう。
「それはこっちの台詞だ!ここは日本だろうが!戦争なんてない!!」
しかし、少年も気にいらないのだろう。
力の限り怒鳴る。
そして、少年はエルフに近づくと、
「きゃっ!ちょっ……いたたたたた!」
「何がエルフだ!!」
その横に長い両耳を、両手で一つずつ横へ引っ張った。
「こんな夜中に!森の中で!こんな耳つけて!お前の母ちゃん泣いてるぞ!!」
そして、説教を始めるのであった。
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