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少年はいきなりの後頭部への衝撃にクエスチョンマークを浮かべながら、頭を押さえた。
探検しようと外へ出たが、森ばかり。
家の裏へ回っても同じ光景しか見れなかった。
なので隣に座るデッドハウンドに躾をしようとしたところ。
「こら、人間っ!い、いい今、ひ、卑猥な言葉を教えていなかったか?」
衝撃とともにラティーシャの声。
「……なんだよ……いきなり人の頭ひっぱたきやがって」
少年は涙目になりながらラティーシャの方を振り返る。
そこには鼻息の荒い、エルフが立っていた。
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