2217人が本棚に入れています
本棚に追加
/59ページ
「よく来てくれたな……それとラティーシャよ、すまなかったな」
「……いえ」
家に入ると、迎えてくれたのは長老だった。
質素な家の造りはラティーシャの家と似ていた。
「本当は昨日行くはずじゃったのだが……」
「まあまあ立ち話もなんだからさ」
少年は長老を押し退けると椅子に腰掛けた。
「デッド……なんだっけ?まあいいや。早くしないとあの犬こっち来そうだったからさ」
その言葉に長老は目を見開く。
「急ぐとしよう!」
長老はよっぽどデッドハウンドが怖いらしくすぐさま椅子に座った。
最初のコメントを投稿しよう!