プロローグ

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俺は、塚原真央(ツカハラ マオ)17歳だ。 普通の高校生活を楽しんでいる。 いや…正確には、楽しんでいた。 元々色素の薄い瞳に生まれつき赤みがかかった茶髪のせいか、それなりにモテた。 まあ、バスケ部だからもあるかもしれない。 毎日毎日楽しくて仕方がなかった。 なのになぜだ? 鏡に映る今の自分の姿は、白い綺麗な毛並みの、立派な猫だ。 よく見ると、右の腕辺りに何かマークのようなものがついている。 (これは一体…なんだ?)
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