第一章

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  日曜日。 再び学園を訪れた海斗を出迎えたのはなんと学園長。 そして通された学園長室には、文字通り書類の山がいくつも存在していた。 しかもその内のいくつかは雪崩を起こし、床や机の上を埋め尽くしている。 その上を学園長は歩くのだから、海斗は一瞬躊躇した後、彼の後に続いて書類の上を歩いた。 ドワーフである学園長は一メートル程度しか身長が無く、海斗の目線とは高さがだいぶ違う。 そのため、学園長は机の上にある書類を退かし、そこに立つことで海斗と視線の高さを合わせた。 そして告げられたのは、編入試験に合格したということ。 続くのは学園の説明。 禁じられていることや、許されていること、敷地内にある施設や寮についてなど。 「そうじゃ、おんしは寮に入るのかの?」 「そうですね……御願いしても宜しいでしょうか?」 海斗の自宅から学園までは少々距離がある。 飛んで来れない距離でもないのだが、荷物を持って飛ぶのは正直言って面倒なのだ。 「あいわかった。手配しておくわい」 海斗が学園長に感謝の言葉を述べると、学園長は何かを思い出したかのように机の引き出しを漁った。  
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