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長引いた会議が終わった後も、帝として色々と仕事をしていたお陰で、海斗の睡眠時間は一時間もない程に短いものだったが、全く眠そうな様子も無く、海斗は教室に入った。
「あ、海斗君。おはよう」
「おはよ、海斗」
「ふぁ…はよ、海斗」
「御早う御座います。村上さんは眠たそうですけれど、大丈夫ですか?」
海斗がやって来たのに気付いた三人に挨拶を返し、欠伸を噛み殺している村上に問う。
「あー、授業中に寝るから大丈夫だろ」
「だからアンタは馬鹿なのよ」
「んだと!?」
朝っぱらから言い合いを始める二人。
海斗とルリは、顔を見合わせて苦笑するしかなかった。
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