登場人物 そのいち

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俺の能力……。 慧眼『けいがん』 辞書には洞察力が優れていること。とか書かれているけど、辞書の意味とは少し違う。 目覚めたのは小学生の時。 名付けたのは明日香だったと思う。 科学的に説明すると、俺の目の中にある、桿体細胞(かんたいさいぼう)っていう、洞察力に長けている細胞の数が普通の人よりもかなり数が多い。 さらに『錐体細胞(すいたいさいぼう)』って言う、光の波長をとらえる細胞も多い。 人は『赤・緑・青』しかをとらえる事が出来ないんだけど、俺の場合、特殊で五色までとらえる事が出来る。 まぁ赤外線と紫外線が微妙に 見えるってコト。 これを理由に、『慧眼』の特殊な能力が使えるって訳。 慧眼には大きく分けて4つの能力がある。 ①暗闇 赤外線と紫外線カメラの役割をしているため、暗闇でも形が分かる。 ②動体視力 動いている物を捉える能力。 普通の人よりはるかにいい。 ③察知 力の入れ方で相手の次の動きの予想も可能だったり、呼吸数や心拍数をみて、動揺しているかどうかの判断が可能であるという能力。 ④目測 物の長さをほぼ正確に目測で計る事が出来る能力。 これは生まれつき、出来たもので、慧眼自体とは余り関係ないが、一応ここで紹介。 これを応用すると、建物の見取り図をすぐに書けたりとか、女子のスリーサイズを計ったりとか。 でも中三の時、明日香が俺の家に侵入した際に、スリーサイズを計って教えたらマジで殺されかけて以来してないけど……。 とまぁこんな感じの能力。 しかし慧眼にも欠点はある。    
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