登場人物 そのいち

7/7
前へ
/80ページ
次へ
それは…… ①『見えていても、体が反応出来ないスピードなら意味がない。』 ②『集中しないと使えない。』 ③長時間の集中は肉体疲労ではなく、精神疲労にくるので、『能力を使い続ける事は出来ない。』 ちなみに昔、限界を超えたらどうなるか試したら、ぶっ倒れていて、気づいた時には病院の白い天井を眺めるなんて事になっていた。 ④そして最後。 当たり前だが、『完全な暗闇では使えない。』 (さらっと流し読みで十分です。↓) そもそも杆体細胞は暗所で機能して、光に対する感度が高い。 つまり、暗闇では物体は捉えられても色は分からない。 さらに錐体細胞は、明所で機能して、光に対する感度は低いが色彩の識別が可能。 つまり、明るい所での色の判別は可能だが、暗闇では色は分からない。 まとめてわかりやすく言うと、暗闇で形はわかっても、色は分からないってこと。 例えば暗闇にりんごがあるって分かるけど、それが緑色の青リンゴか、赤色の赤リンゴかは暗闇のなかでは分からないって事。 それと、完全な暗闇なら普通の人と同じく、何も見えない。 しかし、普通の人がぼや~としか見えない暗闇程度なら、ほぼ完全に物の形は捉えることはできるし、単色光(ただ一つの波長しか含まない光)は除く、ほんの少し光があれば色も分かる。 ……の、この4つ。 ちなみに、自己紹介にも書いたけど、俺は視力悪い。 でもコンタクトか眼鏡をしていればこの能力はまともに使える。 理由は、視力の悪さはあくまで『チン小帯(ちんしょうたい)』って言う細い筋肉の繊維の収縮によりピントを合わせていて、それがゆるくなって起こるもので、桿体細胞と錐体細胞とは関係ないから大丈夫ってワケ。 結論としては『慧眼は明場所で、視力を矯正してから、時間を守って正しくお使い下さい』って事だな!!!! 疲れた……。 わざわざ読んで頂いた方ありがとう!
/80ページ

最初のコメントを投稿しよう!

20人が本棚に入れています
本棚に追加