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孝太。 今なら貴方の気持ちがわかる。 もし鋭二に他の女が近づいたら、 あたしはきっと、貴方と同じことをしていた。 「麻、早く学校行こう?」 「うん……」 あたしは鋭二の後ろを歩いた。 あたしはもうこの背中を一生裏切らない。 信じて生きるから…… だから神様、お願い。 もう一度チャンスを下さい。 もう二度と…… 離さないから。   fin
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