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「佐川さん」
僕はニコリと
微笑んだ。
天使って言われている笑顔だよ？
誰もが魅了される
笑顔だよ？
それがこれからは
キミのものになるんだ。
喜んでいいよ？
「月城くん…？どうしたの？」
ふふふ
麻美ってば驚いてる
可愛いなあ
「ちょっとハナシがあるんだ。着いてきて？」
「う、うん」
麻美は
大きな目を瞬きさせながら
僕の横を歩いた。
女の子たちが
泣きわめきながら
僕らを見ている。
ごめんね？
これからは
君達の相手は
してあげられないや
これからは
麻美と……
ふふふふふ
本当ごめんね。
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