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ピンポーン
チャイムが鳴った。
彼は立ち上がり、玄関へ向かう。
扉を開けた先に立っていたのは、
「こんにちは、氷室 悟史君だね?私は
、警察官の石崎 守いうものだ。」
見るからに、引退間近のオッサンだった。
警察と聞いて驚いた素振りも見せずに、普通の対応をする彼。
「はい。警察官が…なにか様ですか?」
「警戒しなくて良いよ。それなんだが、ここではなんだから、車の中で話さないか?」
「車の中ですか?逆に目立つと思いますが?」
「まぁ、いいじゃないか。」
「強引ですね、まぁ良いです。話しましょう。」
「それは、ありがたい。心配しなくていいよ、パトカーではないから」
彼はそう言うと、石崎という警察官について行った。
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