第一章

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私が殺されてから3日がたった。 あの日、私を殺した彼は、密林の奥深くの旧防空壕跡の近くにある、井戸の中に優しく寝させるように捨てて、井戸を隠すように蓋をして帰って行った。 不思議なことに、死んだ後、私は俗に言う幽霊的な物になり思考を得ている。 最初は、 その場所から動けなかったけれど、時間が立つにつれて、遠くまで移動出来るようになった。 移動する時に、嫌でも見える、自分の死体は、多少だけれど腐敗していた。
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