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「分かりました。でも、俺とアホ幟鶴と馬鹿結鶴は出席しますよ。なにせ付き合いですからね。俺たちが特別葵さんに恨みがあるわけじゃありませんし」
「千鶴と一緒とか僕嫌だ。………またウォッカ飲まされかねないもん」
「アホ言ってんなよ!!久遠の敵は俺らの敵だ!!」
なんちゅークサいセリフだよ……。
俺の敵が幟鶴だって言ったら、お前生きてられるか?
ぼっこぼこにされるぞ?
千鶴は手加減なんて言葉知らないし、結鶴は見た目は可愛いけど、やることはかなりグロいし、残虐性溢れる拷問に近い手を使うし。
てか、今の発言なんかムカついたから顎殴った。
続けて千鶴の右フックも綺麗に入る。
………ごめんよ、幟鶴。
「いてぇな!!久遠は許すとして、なんで千鶴まで!!」
「脳みそから腐ってるんじゃないですか。"アホ言ってんなよ。久遠の敵は俺らの敵だ"なんてほざいてたのは、どこの誰でしたっけ」
「チーン」
「お前なんか死ねば良いのに」
「Σ!!?」
あーあ、落ち込んじゃったよ。
そりゃあのセリフを表情一つ変えず言われたら、多少なり傷つくよな。
言い出しっぺはお前だ、幟鶴。
あんなこと言わなきゃ、お前は殴られずに済んだのに。
完全に他人事な俺だけど、頭の中では千鶴達が行くなら……なんて考えてた。
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