110人が本棚に入れています
本棚に追加
その『原因』というのが体育の授業だった。
その日の授業はマラソンだった。
すると突然拓哉が
「どっちが先にゴールするか競争しようぜ」
と言ってきた。
俺は中学の頃サッカー部に入っていたため、足には結構自身があった。
だからその勝負をする事にした。
『位置について、よーい、どん!!』
その合図と共に俺達は一斉に走り出す。
俺は先頭につく。
拓哉は……
俺の直ぐ後ろにいた。
最初のコメントを投稿しよう!