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「さあ来い!」
団長が挑発してくる
「じゃあ遠慮なくいくぜ。」
夢稀が距離を詰めると団長が横切りで迎え撃つ
それをかわし、顎に向けてジャブをする
そこに団長が木刀を翻し、先に夢稀の脇腹に入れる
「ガッ…!」
すぐに距離をとるが、
「逃がさん!」
団長が詰めて横なぎに木刀を振るう
「チッ!」
夢稀は体を反らしてかわし、
「喰らいやがれ!」
そのままバック転をしてサマーソルトで顎を蹴り上げる
団長が距離をとり、睨み合い、膠着状態に入るが、
「はあ!」
団長が一気に距離を詰め、絶え間無く連撃を叩き込む
突き、横切り、縦切り等を繰り返される中で夢稀は耐えつづけるが
(まずいな…)
このままでは負けるのは誰の目にも明らかだ
(仕方ない、やるしか無いか!)
そろそろ終わらせようと団長が大上段に木刀を構え、最高の一撃を繰り出す
そこで夢稀が木刀に手刀を叩き込み木刀を根本から折る
「なっ!?」
さらに驚き呆けている団長の鳩尾を全力で蹴り飛ばす
団長は数メートル吹き飛び、地面にはいつくばっている
「グアァ…っ」
「そこまで!」
そこで慧音が止めて戦いは終わった
何とか勝てたみたいだな…
勝者
夢稀
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