始まる日常

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「よーし。みんな集まってるな!今日はただの授業ではなく、このお兄さんに外の世界の話をしてもらおうと思う!」 子供達は新鮮な出来事を無邪気に喜んでおり、一部が俺に期待の眼差しを向けている。あぁ…、そんな目で見られてもたいしたことは出来ないさ…。 なんだ?先生ってこんなにやりづらいのか? 「じゃあ夢稀、頼む。」 まあ乗りかかった船だしちゃんとやるさ。 「ああ。分かった。」 「みんな初めましてだな!そしておはよう!」 ちゃんと返事が帰ってくるのは、なんかこう……気持ちがいいな。 「ようし!まずは自己紹介をしよう。俺は夢稀。昨日、幻想郷に入ってきた外来人さ。」 さて、話をするとするか。 「外の世界にはたくさんの文化があってな、例えば、…………」 少年授業中… (授業内容なんてわかりません……orz) 「…………とまあこんな感じだな。何か質問はあるかな?」 即座にたくさんの手が上がる。 ふむ、こいつは大変そうだな。 とりあえず順番に当てて質問を受けていくが、苦笑せざるをえなかった…。 ―――――――― ようやく終わった…。 「お疲れ様。大変だったな。」 「まあな。子供達は元気だな。」 「元気じゃない子供なんてあまり見たくないな。子供は元気なのが1番だよ。」 想像してみる…部屋の隅でうじうじしている子供…確かに嫌だ… 「ああ…、そうだな。おかげで何となく楽しめたよ。まあ、外の事なんて話すことはあまり無いから頻繁に呼ばれても困るけどな。」 「ああそうだな。呼ぶとしたらただの手伝いか、子供達の遊び相手だから安心してくれ。」 「安心したよ。」 「とりあえず、帰ろうか。」 「了解だ。」
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