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「あ~ぁ。今日もろくな依頼無いや‥」
茜はため息まじりに呟いた。
「えーっと?あの子に彼氏がいないか調べて欲しい?‥自分で聞けよ!!」
「次は?来週の単語テストの山を知りたい?‥自力で勉強しろよ!!」
「はい次ー。何なに?無くした消しゴムを探して欲しい?‥ケチケチしないで新しいの買えよ!!」
依頼は校内のポストに投函されるのだが、大半はこういった下らない用件だった。
翔太と旭はサッカーの試合が近い事もあり、週1度顔を出す程度だった。
「もーう!こんなのただの雑用係か何でも屋じゃん!!」
茜は退屈しきっていた。今日は唯も進学科の授業で遅れるため、今は1人だったのだ。
「次はーっと。‥ん?
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