入部

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「部活、何か新しい事始めてみようかなって✨茜は決めた?」 「あたし?あたしはねぇ‥」 大きな瞳をキラリ✨と光らせて、茜は辺りを窺いながら声をひそめた。 「た・ん・て・い・ぶ」 「え?た・ん・て‥‥‥探偵部?何それ?」 「ちょっ‥!しぃーっ!!」 茜は唯を廊下の隅に引っ張って行った。 「何?何なの?😓」 「‥あのね、この学園には、正体を明かさない探偵部ってのがあるんだって!!それがね、現役部員の紹介でのみ入部出来るらしくって‥」 「えっ💦えっ💦」 興奮気味にまくし立てる茜についていけない唯。頭の中で何とか整理したが‥ 「つまり‥それって‥茜入部出来なくない?」 「そ・れ・が・ね😉」 「何よーぅ!勿体ぶらないで教えてよ!!」 「ゴメンゴメン(笑)あのね、兄貴が部員なわけよ。」 「えー?旭(あさひ)先輩が?」 茜と2歳違いの兄の旭は、唯や翔太とも親しく、良き兄貴分だった。 .
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