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進学科のある第1校舎からスポーツ科のある第2校舎まで、唯は息もつかずに走った。
「はぁ‥はぁ‥。ふぅ~💨旭先輩いませんか?」
「あ、唯ちゃん。どうしたの😃」
「あ、旭先輩!あの、お願いがあって‥」
ふと冷静になって周りの視線に気付いた。何この子?と言わんばかりに唯に注がれる、冷たい女性達の視線‥。
(やばっ‥!!😖)
旭は茜にそっくりな美男子で、サッカー部のエース。絵に描いたようなモテ男だった。茜の家では親しく接していたけれど、学校では遠い存在だった事をすっかり忘れていた唯だった。
「ん?何?」
「や、やっぱいいです😣💦」
「え、なんで?わざわざ急いで来たんだろう?言ってごらんよ😃」
「えっと‥でも‥」
「じゃあ今日うちおいでよ。うちで聞くよ✋」
「えっ💦う、うん‥」
(なんか、余計に視線が痛いんですけど😖)
取りあえず、学校帰りに斉藤家に寄る事にした。
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