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「はぁ…」 ため息ばかりがでる。殴られた頬は熱をもってズキズキと痛むし、今にも雨が降ってきそうな空も気になる。 早く立ち上がって家に帰り、頬を冷やさなければいけない。 頭では分かっているはずなのに身体を動かそうと思えない。 何をしてもつまらないし、何かしたいとも思わない。 「めんどぃ…」 かすれた声で呟くと春希は目を閉じた。
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