2人が本棚に入れています
本棚に追加
私達は〇浜にいた。
母はとっても嬉しそうだった。
弟は、そんな母が面白いのか、笑っていた。
私は、まだ親父の事を考えていた。
不意に、母が言った。
『今日は、ホテルで一泊してから、明日空港に行くから。じゃないと、お祖父ちゃん達にバレちゃうから』
私達はホテルに行った。でも、親父の事ばかり考えていた私は、弟みたいに楽しむ事が出来なかった。
すると、母はそんな私に気が付いたのか、夜の遊園地に連れて行ってくれた。
遊園地って言っても、港の近くにある凄く小さな所だが、私は嬉しかった。
母が、私の事を考えて連れて行ってくれたと思ったから。
親子三人になったが、幸せだった。
その後に始まる、辛い日など考えもしなかった。
最初のコメントを投稿しよう!