†追憶†

親父

それは、毎日の日課になっていたと思う。

子供部屋で、弟と寝ていると、リビングから怒鳴り声と、ガシャと何かが割れる音が聞こえてきた。

『マ・ママが！』

弟が泣きながら、私によってきた。

『大丈夫だよ、もぅ終わると思うから。』

私は、スライド式になっている、部屋のドアを、少しだけ開け、リビングを覗いた。

…ガツン！

『痛い！止めて！ヨシサン！』

母が、親父に電話で殴られていた。