インディゴチルドレン

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俊貴達は目的の場所に着いた。 そこはアパートだった。 「ここが俺達の事務所だ」 堀江が自慢げに言った。 「お前らすげーよ、よくこんなに揃えたな」 そこにはパソコンやプリンターなど色々な物が置いてあった。 「まぁすげーのは当たり前だろこの俺がやってんだからな」 「お前らよく高校生で探偵なんてやろうと思ったな」 「まぁ俺も最初は乗り気じゃなかったんだけど、山上がどうしても困ってる人を助けたいって言うから。なぁ山上」 堀江は山上を少しカラかうように言った。 「堀江お前ここのボスは俺だぞ、そう言う事言っていいのか?」 「冗談だよ」 堀江は笑いながら答えた。 「てか探偵ってどういう事するんだ?」 「それは依頼主からの依頼がなきゃ何にも出来ねぇよ」 堀江が冷静に答えた。 「じゃあその依頼主はここにくるのか?」 「まずはコイツを使ってからだけどな」 堀江はそう言うとパソコンをポンポンと叩いた。 「パソコンを使って依頼を聞いてから俺らが解決したい依頼だったらここに依頼主を呼ぶ」 「なるほど。 今までどんな依頼があったの?」 堀江はよくぞ聞いてくれたという顔をして言った。 「今までで一番凄かった依頼は殺人犯を捕まえた事かな」 「お前ら殺人犯捕まえた事あんのか すげえな」 「そん時は頑張ったよ現地行って聞き込みしたり…」 と堀江が言いかけた時に山上が大声で言った。 「堀江 依頼が入った」 「何て依頼だ?」 「妻が浮気しているようなので浮気相手を突きとめて下さい。だって」 「ハァーそんな依頼やりたくねぇパス」 堀江は、気が抜けたようにいった。 「分かった。じゃあ断るよ」 山上が言い終わったあと俊貴が大声で言った。 「ちょっと待って俺その依頼やりたい」 「お前浮気相手を突きとめる依頼がどれだけ面倒くさいと思ってるんだよ」 「確かにそうかもしれないけど浮気は悪い事だってその人に教えてあげないと」 「分かったよ。やるよ。山上やっぱその依頼引き受けろ」 「おう。分かった」 山上はちょっと面倒くさそうに答えた。
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