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次いでに、私も不思議体験って言うか…
振り出しに、戻ったって言うか…
とにかく、見えない何かに操られてるのか、それとも全くの偶然なのかはわからない。
最初の夫となった人と、今の旦那様は良く似てる。
性格は違うけど、背格好と言い雰囲気といい。
二人共、おおよそ私の好みからは外れる。
前にも書いた通り、本来の好みは危険な香りの男だから…。
爽やか系は、ちょっと違う。
けど、結婚となると何故か、こう言うタイプの人と縁があったりするんだね!?
それから、外人バーの次にお世話になったスナックのママと、最後にお世話になったオーナーが、これまた良く似てる。
顔や背格好も去る事ながら、愛人として貫き通す生き方や、プロ並みに歌の上手いとこまでそっくりだ。
あのママも、あの頃は若かったけど、多分今会っても、オーナーと見間違う位似てると思う。
それから最後の店の、キッチンチーフと小林君。
キッチンチーフの人懐っこい笑顔を見た瞬間から、私は何故か小林君と被ってしまっていた。
話し方といい、雰囲気といい…
とにかく、キッチンチーフが辞めるまで、私に懐いてくれていた。
このチーフも複雑な人生歩んで来た子で、父子家庭だったんだけど、殆ど叔母さん夫婦に育てられたようなもんだったから、私の事を母親みたいな感覚で慕ってくれていたのかも知れない。
ポン中(元ヤクザ)で、シャバにいる事が少ないお父さんだったようで、最期の時もムショで迎えてしまった。
でもチーフは、すごくお父さんが大好きだった。
きっと、子煩悩だったんだろう。
そんなお父さんが亡くなってから、二人の隠し子が発覚。
二人共、腹違いだったけど、一人っ子だったチーフは大喜び♪
弟、妹のそれぞれと連絡を取って、今は三人仲良く、兄弟の付き合いをしている。
普通だったら、揉めてもおかしくないのに、思わぬお父さんの忘れ形見だった。
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