あの娘と下僕な俺

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  相原に血を送られて、下僕宣言された日の次の朝。 顔を洗おうと洗面所に来て、鏡を見た俺は唖然とした。 「なにこのアザ…」 首筋の丁度髪の毛で隠れるあたりに、紅いコウモリの羽根のような痣ができていた。 恐らくは、相原の仕業だ。 しかし、見えない所にある分まだ有り難かった。 俺はなるべく気にしない様にして、顔を洗い洗面所を出た。  
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