あの娘の秘密

4/10

10人が本棚に入れています
本棚に追加
/12ページ
それは、ある日の夜の話。 使い切ってしまったシャーペンの芯を買いに、俺はコンビニに来ていた。 一緒にお菓子なんかを買って会計を済ませ、俺はコンビニを後にして、家に向けて帰りはじめた。 帰り道には、小さな公園がある。 そこには良くカップルが居て、俺は此処を通るたびに憂鬱な気分になる。 彼女が居ない俺に見せ付けているのか。 今日もまた、そこにはカップルがいた。 憂鬱になるのは解っていても、俺はチラリと公園の方を見てしまう。 俺ってバカだ。 そう思いながら公園の中の方へと目を向けた。 「…え?」 俺は思わず呟いた。  
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!

10人が本棚に入れています
本棚に追加