3章
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助けて…誰か! いつの間にかそう思っていた。 恐怖心が心を支配していた。 思えば生への執着を失っていた自分… 自ら棄てた命… 今はそれにすがっている… そんな滑稽な事実すら、考えられない。 助けて助けて…助けて…誰か!誰か!助けて…誰か!…誰か!助けて…誰か! 勿論辺りには誰もいない。 その醜悪な姿の者だけである。
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