1章

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何時間歩いたかも、どのくらい歩いたかもわからなかったが…自分が思い描いていた場所にたどり着けた。   高い高い崖の上。 下は海。岩もあり、恐らく落ちたら死ぬであろうと容易に想像ができた。   靴を脱ぎ、靴の上に遺書を置き、準備が整った。   未練も何も無かった自分には、迷いも躊躇いも無かった。   そのまま、崖の上から飛び降りた…
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