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「大丈夫、時期がくれば怖くなくなるから」
叔母さんは月華に微笑んだ。
「そうそう♪」
俺も叔母さんの発言に同意して、悪のりしてみる。
出来れば…早く怖くなくなって欲しい。
女が初めての時どう怖いのかは、泣く姿などは見てはいるが興味は…今まではなかった。
拒否されたらそれっきりだったし、大体が相手の気持ちなんて関係なしだった。
お互い…とは言わないが俺自身女の気持ちが欲しいなんてこれっぽっちも思わなかった。
どんな『彼女』という括りを作っても、所詮身体を提供しあうだけ…と割り切っていた。
俺と関係を持った女達が、いじめの標的になって…そいつらの痛みを感じられる様になるまで…その考えは変わる事はなかったし。
道也と出会って女遊びを辞めてからは、考える必要もなかった。
でも、月華には俺をちゃんと全部受け入れて欲しいし、月華の気持ちを大事にしたい。
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