義理兄弟

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そんな事でうじうじ悩んでいた伊織だが時間が刻々と迫っていた…… 【8時30分】 「伊織行くわよ!」 『うん……』 伊織は重い腰を上げた 母さんの運転する車に乗り込んで30分程で待ち合わせ場所についた そこは……高級ホテルの一階ロビーだった 『………なっ』 「そうそう言い忘れてたけど彼ねぇここの社長なのよ」 『しゃっ社長!?』 それって……世に言う……    玉の輿??? 一体何処で知り合ったのさ母さん……… 『………』 「伊織こっちよ」 『うっ……うん……』 ロビーの椅子に2人は座った 3分程すると2人の男性が近づいて来た 一人は30代くらい眼鏡をかけた人 もう一人は茶色い髪の俺より背の高い人 「美幸さん!」 「秋仁さん!」 『えっ?』 「えっと……初めまして伊織君だよねぇ?」 『初めまして……』 「伊織こちら大野秋仁さん」 『鈴野伊織です』 「君の事は美幸さんから聞いているよ」 『そうですか』 「おぃ郁斗!挨拶」 『よろしく……』 「ごめんよ郁斗はあまり喋らないものだから」 『いえ……』 先行き危ないです……。
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