義理兄弟

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「秋仁さん私服を買いに行きたいんだけどいいかしら?」 「あぁかまわないよ…さぁ行こうか」 『はい』 「そんなに畏まらなくて平気だよ」 秋仁さんの第一印象は朗らかで優しい人、郁斗の第一印象はクールな人 秋仁さんの車に乗り込み15分程で目的地のショッピングモールについた 「その映画凄く面白かったのよ!」 「僕も見たかったなぁ~」 「今度DVDで見ましょ」 「いいね!4人で」 どうやら映画の話しをしているようだ 『……り』 『何か言いましたか?』 『…別に』 何かボソッと呟いたようだが小声過ぎて聞き取れなかった 「秋仁さん!秋仁さん!この服どうかしら??」 「凄く似合ってると思うよ」 「買っちゃおっかなぁ~でもこっちも捨て難いし……ん~」 僕と郁斗さんは店の一歩手前に立ち尽くしていた 理由は2人の邪魔になりそうだったからだ 『伊織』 『はい?』 『飯食いに行くけど来る?親父達時間かかりそうだし』 『はっはい!』 『親父』 「ん?」 『俺と伊織飯食ってくる』 「あぁかまわないよ」 『行くよ』
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