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バスに揺られること数時間、翔太のバスは街中を進んでいた。
-まだかよ-
待ち時間の長さに飽き飽きしていた。外部との連絡を絶たせるためか、携帯電話などは没収されてしまった。よって窓の外の風景を楽しむか寝るかのしかない。。
しかし、寝ようにも隣に座っているコックが丹念に包丁を研いでいた。シャッシャッうるさくて眠れない(緊張のせいでもあるが)。必然的に窓の外の風景を見るしかなかった。
しかし、翔太以外の参加者は各々のエモノをいじっている。
ベストな状態にするためだ。
車内に充満している殺気に、翔太は慣れてしまっていた。
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