一回戦

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車窓は次第に翔太の見慣れた風景を映し出していく。 店主がケチな雑貨屋、サービスしてくれるパン屋、通い慣れたカフェ・・・ それらは、ある施設への道の途中にあるものばかりだった。 「まさか!」 翔太が会場がどこか悟ったと同時にバスが止まった。翔太は窓を開けた。 「やっぱりだ」 そこは翔太が通う高校だった。
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