苦しい日々

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「………」 「どした?みなっち?」 俯く私に店長が同じ目線に屈んでくる 「あ、もしかして恥ずかしい??かぁわいいみなっ……ん!?」 店長は何が起きたのか理解できていない それはそう 今お互いの唇があたっている 私は店長にキスをした 「み、みなっち!!」 店長は私の肩を掴み急いで離した 「いかんって!!俺には…」 「分かってる!!!」 私は真っ直ぐ店長を見つめた 「分かってる…よ…」 「じゃぁ…何で…」 「仕方ないじゃない…とめらんないもん!!」 【不倫なんてしない】 そんなの昔の考え 私にはもう常識すら分からない そして、それを酒のせいにしようとしている いけないこと? 何が? もう、私じゃなくなった… 店長は私の言葉のあと少し黙った 「…帰ろう」 「嫌!!」 「みなっち!!!」 「嫌!!!」 私はまた店長にキスをする 今度は深く 「ん!!ちょっ…」 私は唇が開いたのを見計らい舌をいれた 最初は抵抗していた店長 けれどやっぱり男 性欲に負けたのか私を抱きしめてきた 次第にどちらからと言わずキスは深いものにかわりラブホ街の真ん中で、一目をきにせず唇をあわせあった しばらくして唇を離し、息のあらくなった店長は私の腕を掴み一つのホテルへと入った
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