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次の朝
篤は起きるなり土下座をしてきた
「本当にごめん!!」
「いや、いいよ💦そんな謝られても…」
「…みなっち、今日の事は忘れてくれ」
……え……
「俺もみなっちも酔ってどうにかしてたんだよ…だからもう、これっきりだし…な?」
…そんな事させない…
「…い………から」
「え?」
「奥さんに言うから」
店長の顔が青ざめる
「そ、それだけはやめてくれ!!お願いだ!!本当にやめて下さい!!」
「…」
「お願いします!!!」
何度も頭を下げる店長
そんなに壊れたくないのか…
「さぁ、ね」
店長はバッと顔を上げ
「皆川、お前最低だな」
開き直った…
「最低?店長だって一緒でしょ?私としたんだし、裏切ってんじゃん」
「それはお前が!!」
「私かも知れないけど家族より性欲をとった店長が、一番最低なんじゃないの?」
「…」
店長は黙った
暫く沈黙
ブーッブーッブーッ
店長の携帯が震える
きっと奥さん…
一番最初に口を開いたのは…
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