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「ったく、あいつ……。」
「あんたも薫に愛されてるわね。軽く引くぐらいにラブラブよ。」
茜はヒューと口で音を出しならがからかう。
「でも…あんたたちいつまで内緒に恋するつもりなの?いい加減いいんじゃない?」
「…だめだろ、まだ。」
俺たちの恋はお互いにまだ秘密と言うことで薫とは約束してる。
薫は納得してくれなかったが、俺が精一杯頼んだら渋々了承をしてくれた。
「あんたね、まだって言ってるけど、隠してるからまだ薫は告白たくさんされてんのよ。」
茜は俺の事と薫の事の両方の事を思って言ってくるるんだろうけど…。
「俺がもっと薫にふさわしくなったらな。」
「あんたは十分ふさわしくなったって。一年前から頑張ってきたじゃん。水泳だってさ…。」
一年前…薫と付き合い始めたその日から薫にふさわしくなるように頑張ってきたが…。
「まだ、ちょっとな。」
「もう、まぁいいけどね薫も納得してる訳だし。あんたも一回決めたら曲げないしね。」
茜は若干不服そうだが、しょうがないと言うように諦める。
「でも、早く追い付きなさいよ。他の男に薫取られるかもしんないから。」
「そこんとこわ。重々承知してるよ。」
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