俺と彼女

6/7

5人が本棚に入れています
本棚に追加
/28ページ
「おかえりー。」 と、どこからともなく母さんの声が聞こえてくる。 その言葉だけ聞いて俺は、自分の部屋へと向かう階段に向かう。 俺は部屋に入るとベッドにバックを放り投げる。 するとバックから軽快な音楽が鳴り響く。 おそらく薫だろ。 俺は携帯を取りメールを確認する。 『えっとね、さっきまではデートしよっていってたんだけど……。 やっぱり日帰り旅行的な事をしませんか?』 俺は素早くメールを打ち返す。 『別に良いよ』 送って直ぐに返ってくる。 『ありがとう。 あのね…………面倒じゃなかったらで良いんだけどね……。 私の家に迎えに来てくれませんか? やっぱり記念日だから…最初から一緒に居たいから…………。』 ったく、面倒じゃなかったらって……俺、薫の家知らないんだけど……。 まぁおおまかには分かるけど。 『着いたら、メールするからヨロシク。』 『ありがとう。楽しくしようね!』 そうして俺たちはメールのやりとりを終える。
/28ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加