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「おかえりー。」
と、どこからともなく母さんの声が聞こえてくる。
その言葉だけ聞いて俺は、自分の部屋へと向かう階段に向かう。
俺は部屋に入るとベッドにバックを放り投げる。
するとバックから軽快な音楽が鳴り響く。
おそらく薫だろ。
俺は携帯を取りメールを確認する。
『えっとね、さっきまではデートしよっていってたんだけど……。
やっぱり日帰り旅行的な事をしませんか?』
俺は素早くメールを打ち返す。
『別に良いよ』
送って直ぐに返ってくる。
『ありがとう。
あのね…………面倒じゃなかったらで良いんだけどね……。
私の家に迎えに来てくれませんか?
やっぱり記念日だから…最初から一緒に居たいから…………。』
ったく、面倒じゃなかったらって……俺、薫の家知らないんだけど……。
まぁおおまかには分かるけど。
『着いたら、メールするからヨロシク。』
『ありがとう。楽しくしようね!』
そうして俺たちはメールのやりとりを終える。
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