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プリントを持ち上げ叫びをあげた朱雀を横目に時計をみた。
「五時半…夕飯の支度が間に合わなくなっちゃう…。」
「!今日は俺たちの当番だったな…よし!急ごう!」
職員室にプリントを提出して玄関、そして校門へ。
「間に合うかな…。」
「キョロキョロ…間に合わせるっ!美音!ごめん!////」
フワッ…
「えっ…きゃ!////」
朱雀は周りに人がいないかを確認してから私を抱き上げた。
「しっかり掴まって!!///」
「う、うん…///」
「いくぞっ!////」
朱雀は私を抱き上げた状態で屋根伝いに走り出した。
さすが忍者と言うべきか…。
物凄い速さで駆け抜けるとあっという間に家に着いた。
「あっおかえりー♪遅かったんだね。」
「ただいま帰りました。…朱雀、ありがとう///」
「!あ!///も、申し訳ありませぬ!!////」
朱雀は私をゆっくりと降ろした。
「…白虎さん、鞄お願いできますか?すぐに夕飯の支度しないと…!」
「了解いたしました☆…朱雀もほら、鞄持ってってあげるよ。」
「かたじけない!!」
「行こう。」
朱雀とともに調理場に向かった。
「何にしよう…朱雀、何か食べたいものある?」
「オムライスが食べたいでござる!!」
「オムライス…うん、材料はあるから大丈夫そうだね。」
「某は何をすれば?」
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