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私の家には四人の忍者がいるっていったら…信じますか?
「…姫様!朝ですよ!姫様!!」
「ん…朱雀…?」
「はぃ…おはようございます美音姫様!」
目を開けると朱い瞳が私を見下ろしていた。
「おはよう…。」
「早くしないと学校に遅れてしまいまするよ?」
「あっ…うん。すぐに準備するから。」
「では廊下で待っています。」
朱雀は廊下に出て行った。
私はそれを確認してから制服に着替えて身だしなみを整える。
「…お待たせ。」
「では参りましょう。某とても腹が減って…。」
グキュルル…
「あっ…////」
朱雀が慌ててお腹を押さえた。
「クスクス…待たせてごめんね。…いつもありがとう。」
「い、ぃえそんなこと…///」
恥ずかしかったのか朱雀は顔を真っ赤にした。
彼はいつも…小さいときから私と共にある。
それは…彼が私の護衛をするために呼ばれた忍であるから。
食事の場である広間につくと愛ちゃんと玄武さんがいた。
「あ、来た来た♪おはよう美音、朱雀☆」
「おはようございます美音姫様。」
「おはよう愛ちゃん、おはようございます玄武さん。」
愛ちゃんは私の双子のお姉さん。
明るく元気な性格で、いつもテンションが高くて…一緒にいるだけで楽しくなる。
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