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玄武さんは主に私の兄の護衛をする忍。
私たちの身の回りのお世話もしてくれます。
今日の食事当番は二人のようだ。
「おはようございます愛姫様。…長は?」
「正義にぃなら青龍と一緒に道場にいるよ♪」
正義にぃ…は私と愛ちゃんのお兄さん。
皆さんは長と呼んでいます。
青龍さんは愛ちゃんの護衛を担当する忍。
青龍さんと兄さんは仲がよくて毎朝一緒に鍛錬をしている。
そしてもう一人…
「たっだいま戻りましたよ☆」
「お~お疲れ白虎。」
「今日も異常なし!!」
白虎さんは諜報活動や家の警備を担当している。
毎朝こうして報告してくれているのです。
「…あ~腹へった…飯にするぞぉ!!」
「先に着替えろよ長。」
「おっちょうどよかった♪今できた所だから☆」
全員が揃ったところで朝ご飯。
これは決まり事。
食事が終わればすぐに学校へ。
「じゃあ行ってきまーす♪」
「気をつけてな!!」
現在私たちは高校二年生。
朱雀と青龍さんも一緒に通っています。
…青龍さんは年をごまかしてますが。
「姫様!」
「………。」
「美音姫様っ!!」
「……朱雀、学校に行くときは呼び捨てって約束してるでしょう?」
学校でも姫と呼ばれたらさすがに恥ずかしい。
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