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前々から頼んでいるのだが、やはり慣れないらしく…。
「!も、申し訳ありません…つい…。」
「…敬語にもなってる。」
「!ご、ごめん美音…///」
「うん//」
顔を真っ赤にしながら朱雀は一生懸命標準語を話した。
「まったく…いい加減なれろよな。なぁ愛?」
「青龍は順応しすぎだと思うけどね~。」
学校につくと愛ちゃんと青龍さんとは別のクラスなので別れる。
「今日って何か特別なことあったかな…。」
「特になかったでご…なかったぞ。」
「そっか。」
教室にはまだあまり人がいなかった。
朱雀と私は隣同士。
朱雀はよく忘れ物をするのでちょうどいいかもしれない。
しばらくするとSHRが始まった。
「今日は特になし!いつも通りだ!強いて言うなら…神園朱雀!!」
「!は、はい!!」
「…お前は放課後残れ。」
「おぃまたかよ朱雀っ!」
そう先生が言った瞬間笑いが起こった。
朱雀は人柄がいいからクラスでも人気者。
もちろん女の子にも…。
「な、なぜ!?」
「…この間のミニテストがな…。」
先生が呆れたと言わんばかり声を出す。
ちなみに同じ名字なのは学校では従兄弟ということになっているから。
「…朱雀…まただめだったの…?」
「すみ…ご、ごめん…。」
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