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頭を垂れる朱雀は弱々しい。
「い、いいよ…また教えてあげるから。」
「!ありがとう!」
「毎度毎度すまんな、美音。ではSHRは終わるぞ~。」
先生が部屋から出ていき、一限担当の先生が入れ替わりで入ってきた。
「授業を始めますよ。」
「先生来るの早いって!!」
「いいから早く席に着きなさい。」
一限目は現代文。
朱雀は早くも寝始めている。
(…もうすぐテストあるけど大丈夫かなぁ…。)
――…昼休み
お昼は四人で食べるので屋上に行く。
「お疲れさま~。あ~…やっぱ無理だわ勉強…。」
「俺も…またテストに受かれなかった…。」
「無理だと決めつけてやらないだけだろてめぇらは。」
「まあまあ…。」
青龍さんをなだめていると上から声が聞こえてきた。
「そうだよ青龍、無理強いはだめだって。」
――スタッ
綺麗に着地を決めたのは白虎さん。
私たちのお弁当はいつも家から直通で届きます。
「はい♪今日のお弁当☆」
「おぉ!待っていたぞ!!」
「お弁当♪お弁当♪」
「いつもすみません…。」
「何言ってんの!大事な姫ちゃんたちに美味しいご飯を食べさせてあげたいだけなんだから!!…じゃまた家でね。」
白虎さんはお弁当を置いて去っていった。
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