―ハンカチ―

3/4
前へ
/68ページ
次へ
柚「まかせて!!案内なら大丈夫!今日の放課後レッツゴー!だねっ!」 私「あ…あの…柚?」 るんるん~って鼻歌を歌いながら、柚は化粧を整える為にトイレへ行ってしまった。 私「一人で行くつもりだったけど…。まぁいっか。」 きっと場所聞いても、一人で行けなくて柚に同行お願いしてただろうし… そう思っていたら、柚が言い忘れてた!と言って戻って来た。 柚「氷羽~、黒蝶学園は男子校だよ!きっと天使さんは美形の男子だったんだねっ!そうと決まれば、氷羽も化粧してスカート短くしなきゃ!!この柚様が美しくして差し上げますわよっ!」 キャッと言って走り去っていった。 氷羽「柚……」 柚はセンスがいい。だから進学する大学もメイクやヘアスタイリストの所を希望している。 性格は明るくて姉御肌だから、よく相談にのってくれる。おまけに結構モテる方だと思うな。 …それより。 ―黒蝶学園に行けば、天使さんに会える― そう思うと胸がときめく感じがした…
/68ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1004人が本棚に入れています
本棚に追加