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私は駆け出した
なんか、無性にレイに会いたかった
私は戻るなり、
ギュッ
いきなりレイの手を掴み
「ほら、
モタモタしないで立った立った」
座ってた彼を引っ張った
「お、おいおい
どうしたんだよ急に…」
レイは私の突然の行動に焦る
早足で歩きながら私は言った
「…さっきはありがとね」
これだけは言っておきたかった
私の、嫌な過去を取り除いてくれたのだから…
レイが不思議そうな顔で私を見て、
「…随分素直じゃないか
どういう風のふきまわしだ?」
からかうように言う
「そう?
私はいつだって素直よ」
それをあしらうかのように私も言う
そのあとは、
ジェットコースターに乗って大絶叫したり
コーヒーカップで調子に乗って目が回るくらい回転させたりと
それなりに満喫していた
日も落ちようとした時、
私は
最後の作戦にうってでた。
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