ホントウ ノ キモチ 後編

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「のえる、もうそろそろ日も暮れてきたし、帰ろうか?」 レイが携帯の画面を見ながら私に言う。 「えっと…ね 最後にアレに乗らない? 待ち時間もあまりなさそうだし」 そう言って私は指を差した。 私が選んだ決戦の場だ 「…大観覧車?」 レイが一瞬だけ戸惑う 「駄目…かな?」 私は不安に思いながら聞いた 何しろ断わられたら作戦が台無しだしね 「いや 別にいいよ、んじゃ早速乗ろうか」 レイはそう言うと、なぜか早足で列の最後尾に向かった。 「ちょ、 早いよレイ! 何を急いでるのさ?」 私は慌てながらレイの後をついていった。 この時、私はまだ レイの行動のおかしさの理由に気付いていなかった
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