その2 お金使いたくない男

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そんな事はどうでも良いがメールのやり取りをしている時は、彼氏面というか上から目線だった。 茂と口喧嘩になると、たかにメールして気をまぎらわす。 そんな私も悪いが、ある日曜日夜、11時回った頃。 済んでしまった事を責める私に茂が逆切れ。 忍(彼氏とけんかしたよ~。むかついて今散歩に出てきた~) たか(こんな遅くに外にいたら駄目だ!迎えにいくから待って。一時間位でつくから。) 忍(気持ちは有難いよ。ありがとうね。でも、わざわざ来なくてよいから。) たか(駄目だ!なんか有ったらどうするんだ!迎えに行くよ!) …てか、あなたとも初対面なんですけど… 知らない男の車にこんな夜中に乗る方が危ないよ。 襲われても文句言えないよね。 頭冷やしたら帰るつもりだし、明日も仕事だし、一時間も待てないし。 ちょっと、愚痴言いたかっただけなんだよ~。 と心の中で言う。 たか(どこにおるん?今出たから) 私(いや、ホントに大丈夫だから) もう、しつこいのなんの。 忍(初対面なのに、私人に見せられない様なかっこうしてるからやめとくね) 暗に(あんたとも初めてじゃんか)と伝える。 それに日曜日の夜だもの、すっぴんで寛いでたんだから。
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